北欧のＴＶドラマ「ＴＨＥ ＢＲＩＤＧＥ／ブリッジ」が面白い。
デンマークの首都コペンハーゲンとスウェーデンのマルメにかかる”オーレスン橋”の国境ラインから事件が始まり、コペンハーゲン署とマルメ県警が合同捜査となる設定。主人公はマルメ県警の”サーガ・ノレーン”。頭脳明晰で事件解決にまっしぐらに突き進む女性捜査官ですが、コミュニケーション能力に難あり。全く空気が読めないサーガと周囲とのやりとりが面白い。ただそんな彼女も相棒のコペンハーゲン署の刑事マーティン・ローデと組んで、次第に変化していくところに目が離せなくなります。本国では2011年にシーズン１、2013年にシーズン２、そして昨年2015年にはシーズン３が放送されました。日本ではシーズン２までDVDで見ることができます。調べていくとイギリスとフランス、アメリカとメキシコの国境を舞台にリメイクもされていました。北欧のＴＶドラマはあまり馴染みがなかったのですが、これは絶対お薦めです！！
砂丘に飲み込まれていくRubjerg Knude灯台（2008年撮影）
こちらは、灯台の近くにあった教会
「Mårup Kirke」の歌。
歌うのは、地元のLønstrup出身で、
70年以上も教会を見守ってきた
Inger Lauritzenさん。
その歌声は、何世紀にも渡って
Den Tilsandede Kirke〜砂に埋もれた教会（2008年10月撮影）
デンマーク、ユトランド半島の最北端の町、スケーエンにある教会。14世紀に建てられましたが、17世紀頃から砂丘が押し寄せるようになり、1795年に閉鎖。今は教会の塔だけが残るのみ。→スケーエンの写真を見る。
Northern Photo Galleryにデンマークのドラオアの風景更新しました。
コペンハーゲンの空港の近くにある静かな町で、帰国の前日に泊り、夕方と朝に散歩をしながら出会った風景です。中世に漁師の村として栄えた時の家並みがそのまま残っています。
当時、港に近い方の家は若い漁師が住んでいた為、小さい家が多いそうです。奥に行くにつれ家が大きくなり、一番立派な家には漁師のリーダー（村長）が住んでいたとのこと。このお話はドラオアに住むキムさん（下の写真）から聞きました。
彼は家並にみとてれて写真を撮っていた私たちを中へ招待してくれました。市の条例によって家の外観は当時の佇まいが守られていますが、部屋の中はデザイナーズマンションのように改造されていて、そのギャップに驚きました。デンマークは最後の最後まで暖かい国でした。→ドラオアの風景を見る
コペンハーゲンの南にある小さな島。メーン島の風景をアップしました。
海の真ん中にポツンとあるレーソ島とは違い、他の島々と橋で繋がっているので、夏は人気のリゾート地のようです。訪れた秋はすでにオフシーズンで、旅をしている人は見かけませんでしたが、黄葉も楽しめて、ゆっくり島を周るにはちょうどよい時期でした。左の写真は「Møns Klint」といって、島の東側にある白亜の断崖です。
普通の島の風景ですが、北部とはまた違った穏やかな雰囲気を味わうことができます。→ホームページへ
昨年秋に旅をした、ユトランド半島北部の風景をNorthern Photo Galleryにアップしました。
写真はグレネン岬（ユトランド半島の最北端の部分）。半島を囲むように東西から波が押し寄せ先端でクロスする。波がダイヤ型にそろう瞬間がおもしろくて何度もシャッターを切った。→ホームページを見る
レーソ島から懐かしい便りが届いた。
レーソ島はユトランド半島の北部にある、東京都より少し大きい島。陶芸家でノルウェー人の彼女はレーソ島が気に入りこの島で暮らしている。冬の間はオスロにいる妹さんのところで過ごしているとのことで、正確に言えばノルウェーからの便りだった。 
私たちが知り合ったきっかけは、レーソ島独特の海藻屋根の家を探していた時に、偶然素敵なお家を見つけて眺めていたところ、彼女が笑顔で迎えてくれた。 （海藻屋根とは、藁葺きに使う藁の代わりに、島の周りにある細長い海藻を集めて編んで、写真のように仕上げた屋根。現在はその海藻も採れなくなり、島でも珍しくなっている建物。） 今は亡きご主人の思い出話やら、お二人の工房や作品まで拝見させていただいた。
右の写真はアトリエの2階にあるお店。屋根裏からは編みこんだ海藻が垂れ下がり、壁は船の廃材が利用されていた。そして並べられた作品はレーソ島を囲んでいる海と同じブルーで、まるで船の中にいて、今にも波の音が聞こえてきそうな素敵な空間でした。
デンマーク、ミューン島、秋の夕暮れ。
葡萄色に染まった空、丘の上の牛の群れが影絵のように映る。まるでアンデルセンの童話の世界に入り込んだようなひとときだった。
ファインダーを覗いた時、ちょうど真ん中にいた犬の尻尾が愛くるしかった。
ちょうど1ヶ月前のデンマークと11月の日本の気候がとても似ている。朝のひんやりとした空気が気持ちを引き締めてくれる。日本の秋は山が紅や黄で彩られ素晴らしいが、デンマークの透通る海の青と、そこからまっすぐ立ち上がっている白い崖の上の黄葉も爽やかだった。
