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「イースランド(アイスランド)」と呼ばれるまで

1:世界の果て Ultima Thule

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「そのあたりでは夜というものがなく、太陽は海中に沈みかけたと思うまもなく、全部没しきらぬうちにまた昇ってきた」

紀元前4世紀にギリシアの商人ピュティアスが大きな無人島を発見し”Ultima Thule” ,「世界の果て」と呼んだのがアイスランドではないかと言われています。

当時は話題になるものの、ピュテアスの話を信じる人は誰もおらず、今でもノルウェー北部だったのではないかという説もあります。

2:ガルダルの島

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アイスランド北部、フーサヴィーク夏の風景

スゥエーデン人のガルダルがスコットランドのオークニーへ行く途中、※)ペントランド海峡で西の海に吹き流されアイスランドの西北端の岬に漂着。島を周って北部の入江で越冬。その地を「フーサヴィーク」(Húsavík=家の入江)と名付けました。スウェーデンに戻ってからは、まだ名前のなかったアイスランドを”ガルダルスホルム”(”ガルダルの島”。ホルム=島)と呼んだという話があります。

※)アイスランドとスコットランドの西端でおよそ800キロ。スコットランド北部からオークニーへフェリーで渡った時に通ったのがペントランド海峡でした。狭い海峡ですが潮流の速さで有名、”潮力発電”の研究も進められているそうです。

3:スネーランド(雪の国)

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アイスランド東部、2014年5月突然の大雪があり、6月下旬でもまだ残雪がありました。

ノルウェー人のナドットが、ノルウェーからフェロー島に向かう途中でアイスランド東部、レイダル湾に流されたという話もあります。その時に大雪が降ったので、アイスランドを「スネーランド(雪の国)」と呼んだそうです。記録に残る中で、アイスランドに初めて上陸した北欧人は、先のガルダルかナドットだといわれています。この二人の偶然の発見で、”新大陸”の噂が広がり移住を考える人々が出来てたそうです。

4:イースランド(氷の島)

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”新大陸”の噂が広がり、先頭を切ってノルウェーの豪族フロキがアイスランドへの移住を決意。アイスランドへ到着すると海の幸が豊富なフィヨルドに居を構えます。魚釣りに夢中になり、これから訪れる厳しい冬の支度をないがしろにしてしまいました。乾草の不足で連れて来た家畜は全滅、厳しい寒期にもみまわれ、この島に留まることを断念。ぎっしりと氷で埋め尽くされたフィヨルドを見て”イースランド(氷の島)”とののしったのが”アイスランド”の名前の由来となったそうです。

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  • アイルランド2016
    昨年に引き続き、初夏のアイルランドを旅してきました。今回は南部のコークという街から出発し、南西部の突き出た半島や島を巡りました。旅の後半はアヌーナのコンサートに合わせダブリンへ向かい、14年ぶりにタラの丘の風に吹かれてきました。

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